CHICK COREA

&

RETURN TO FOREVER

CHICK COREA

RETURN TO FOREVER

1.Return To Forever

2.Crystal Silence

3.What Game Shall We Play Today

4.Sometime Ago-La Fiesta

72年発表。チック・コリアの代表作にして、フュージョンをも代表する決定的な一枚。カモメが羽ばたいてるジャケットもあまりに有名です。チック・コリアは60年代後半、マイルス・デイヴィスの録音に参加しておりその卓越したピアノテク、センスは天才的です。チック・コリア名義で発表されたこの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」はその後同名バンドで活動を始め、ウェザー・リポートと並び70年代フュージョンの代表格として活躍します。エレピがフィーチャーされたこの作品は全編に渡って名曲。10分を超えるタイトル曲@「Return To Forever」、ラスト20分を超えるC「Sometime Ago-La Fiesta」も息を呑む美しさと展開。特に後半にかけての抑揚感は素晴らしい。時を忘れて進むその展開の巧さはハットフィールド&ザ・ノース的かもしれません(この作品の方が古いですが)。近年のテクノアルバムにはジャズ志向な作品が多々発表されてますが既にこの時代に現代ジャズテクノに通ずる作品が生まれていたことに驚かされることかと思います。透明感、清涼感溢れた作品。ジャンルはジャズ・フュージョンに分類されていますがジャンルの垣根を超えた全ての音楽ファンが聴くべき作品に間違いありません。歴史的名盤です。

CHICK COREA AND RETURN TO FOREVER

LIGHT AS A FEATHER

1.You're Everything

2.Light As A Feather

3.Captain Marvel

4.500 Miles High

5.Childrenh's Song

6.Spain

72年発表。前作「Return to forever」のインパクトが強いこともあり、このセカンド・アルバムは多少蔑ろにされたり、軽視しがちな方もいるようだが作品の質は非常に高いです。前作の非の打ち所の無い雄大さ、壮大さには欠けるがスリム化しフローラ・プリムのボーカルが際立たせ、ポップな要素を広げ、一曲単位で十分に楽しめるサウンドです。E「Spain」はチック・コリアの楽曲でも最も有名。数多のミュージシャンに以降カヴァーされてます。この作品以降リターン・トゥ・フォーエヴァーのサウンドはハイテク化していきます。そのサウンドもまた別次元で良しである為、後日レヴューしたいと思います。

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